12月25日はクリスマスですね!
サンタクロースの由来は?その起源に迫る!でもご紹介しましたが、サンタさんはトナカイの引くソリに乗って移動します。
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引用:http://xmas-count-down.com/b4/rudolph.htm

そのトナカイの先頭に立つのがRudolph(ルドルフ)なんですが、そのルドルフは「赤鼻のトナカイ」さんとして世界一有名なトナカイになりました。
そのルドルフの歌には感動の秘話がありました。
そちらを見ていきましょう!

赤鼻のトナカイさんの誕生秘話

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引用:http://ameblo.jp/majoeri-tarot/entry-11433632588.html
1930年頃、アメリカのシカゴにロバート・メイという人がいました。
ロバートはシカゴにあるモンゴメリー・ウォードという通信販売会社で宣伝原稿を書く仕事をしていました。ロバートの暮らしは貧しく、妻と子供のために安い給料で毎日遅くまで働かなければなりませんでした。

妻のエヴリンと生まれたばかりの娘、バーバラのために、ロバートは一生懸命働きました。
貧しい生活でしたが、ロバートは幸せでした。
ですが、バーバラが二歳になったとき、愛する妻のエヴリンが寝込むようになりました。
悲しいことに、エヴリンは癌に侵されてしまいました。
ロバートは妻の治療費を得るために八方手を尽くしましたが、得られた金額は僅かなもので、少しあった蓄えも妻の治療費で消えて行きました。
ロバートの思いも虚しく、エヴリンの容体は次第に悪くなり、とうとうベッドから起きることもできなくなりました。

そんなある12月のことです。
4歳になっていた娘のバーバラが、寝たきりの母親のことを不思議に思い、
「ねえ、パパ。私のママはどうしてみんなのママと同じじゃないの?」と訪ねました。
バーバラは子供らしい無邪気な好奇心で、寝たきりの母親のことを訪ねたのでした。
毎日の暮らしも貧しく、なんと答えたらいいかわからないロバートは娘のことを抱きしめました。

せめて、この子を幸福な気持ちにしてやらなければならない。
何かを言ってやらなきゃ。幸せな気持ちになれるような何かを。
でも、何を言ってあげたらいいかわからない。

ロバートは小さな娘を抱きしめたまま考えました。

そして思い出したのは、自分が幼かった頃のことです。ロバートは体が弱く小柄な少年でした。
彼のクラスメイトは、彼が痩せているのをはやしたて、彼を泣かせて喜んでいました。
そんなクラスメイトたちはほとんどが大学へ進みましたが、貧しかった彼は進学することができず、安い給料で毎日精一杯働き、それでも借金にまみれて、もう33歳になっていたのです。

ロバートは呼吸を整え、顔を上げました。
そして、娘に向かってゆっくりと話し始めたのでした

「いいかい、昔、ルドルフという名前のトナカイがいたんだよ。ルドルフは世界にたった一頭しかいない不思議なトナカイだったんだ。ルドルフはなんとも大きな真っ赤なお鼻をしていた。だからね、『赤鼻のルドルフ』と呼ばれて、みんなからからかわれていたんだよ」
たとえほかの人や動物と違っていても、神様に作られた生き物なのだ。だからいつかきっと奇跡が起こり、幸せになることができる。ロバートはそれを幼い娘に伝えるつもりでした。

娘のために、病と戦っている妻のために、そして自分自身のために・・・

「だからね、ルドルフはそのお鼻のことでいつも悩んでいたんだよ。だって、みんなは自分を見て大笑いするし、そればかりか、お父さんやお母さん、それに妹たちまで馬鹿にされていたんだもの。ルドルフは悲しくて悲しくて仕方が無かったんだよ。」

ロバートのお話を、バーバラは静かに聴いていました。

ところが、あるクリスマスイヴのことです。
サンタさんがソリを引くトナカイチームを迎えに来ました。
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクトン、ドンター。
クリスマスの夜に世界中を駆け巡る、有名なトナカイたちです。
チームに入っていないほかのトナカイもみんな集まって、この素晴らしいメンバーに惜しみない歓声を上げてお祝いしました。
ところが、いざ出発というとき、突然、夜空に霧が広がり始めました。

それはとっても深い霧で、目の前さえ見ることができないほどの濃い霧でした。
サンタさんはとても困ってしまいました。
霧が深いと子供たちの住んでいる家の煙突を探すことができません。
その時、ふと、サンタさんの頭にルドルフのことが思い浮かびました。
サンタさんはルドルフのことを知っていたのです。
そこで、サンタさんがルドルフを見ると、ルドルフの真っ赤なお鼻はいつも以上にキラキラと輝いていました。
サンタさんはすぐに決心すると、黙ってルドルフに近づき、ソリのところへ連れていきました。
一番先頭に立たされたルドルフは、サンタさんが何をしようとしているのかがわかって、もう夢を見ているような気持ちでした。
それからルドルフは、夜空を真っ赤なお鼻で照らす、世界一有名なトナカイになったのです。

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いいお話でしたね~!
赤鼻のトナカイさんは、貧しい父親が娘に言い聞かせた感動の物語だったんですね。

ちなみに、ロバートからそのお話を聞いたバーバラは目を輝かせ、ほとんど毎日のようにそのお話をせがむようになりました。
ロバートは娘を寝かしつけるときに、そのお話をするのが日課となりました。

やがて、クリスマスが近づいたある日、ロバートはそのお話を本にして娘にプレゼントしてやろうと考えました。
貧しい暮らしでは満足なプレゼントは買ってあげられません。
しかし、お手製の絵本は紙とペンがあればできます。
ロバートは毎晩、娘が眠ってから、遅くまでルドルフのお話を詩にし、綺麗な本に仕上げる作業に没頭しました。
そして、バーバラが手作りの本を見て歓声を上げた数日後、ロバートは会社のクリスマスパーティーに呼ばれました。
ロバートは気が進みませんでしたが、仕方なく出席し、余興として自分の書いた本を持っていき、それをみんなに読んで聞かせました。
最初はがやがやしていた仲間たちは、その詩を大笑いして聞いていましたが、次第に話し声が聞こえなくなり、ロバートが読み終えると一斉に拍手が沸き起こりました。

これが、1938年に起こった実際のお話です。
ロバートの詩は1939年に会社から『赤鼻のトナカイRudolf the Red-Nosed Reindeer』(デンバー・グレン挿絵)として発売され、6百万部を売り上げる大ベストセラーとなりました。

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引用:http://xmas-count-down.com/b4/rudolph.htm
真っ赤なお鼻のトナカイ、ルドルフを宣伝や商品に使いたい、という申し出も相次ぎ、1949年のクリスマスには「赤鼻のトナカイ」としてクリスマスソングになるほどでした。

ちなみに、赤鼻のトナカイさんの歌は、

赤鼻のトナカイ 歌詞

歌:クリスマスソング
作詞:新田宣夫
作曲:MARKS JOHI

真っ赤なお鼻のトナカイさんは
いつもみんなの 笑い者
でもその年の クリスマスの日
サンタのおじさんは いいました
暗い夜道はぴかぴかの
お前の鼻が 役に立つのさ
いつも泣いてた トナカイさんは
今宵こそはと よろこびました

この有名な歌です。

ロバートさんは、「あの夜、愛するバーバラがあの質問をしてくれなかったら、ルドルフはこの世には生まれなかっただろう。なんと不思議な瞬間だったのだろうか。私は髪とエヴリンとバーバラに心から感謝している」と告げています。
今年のクリスマスにこの歌を聞いたら、このお話のことを思い出してみてはいかがでしょうか?

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